「アスバラガス」
 「疲れた時には、アスパラガスを食べるといい」と聞きますが、今、その「アスパラガス」が旬を迎えています。
柔らかさや香りはこの時期が1番で、サラダや炒め物に人気があります。輸入品を中心に1年中出回っていますが、国内では長野県や福島県が主産地で露地物は5~6月が出荷の最盛期となります。

 スーパーなどで見かける「アスパラガス」は、ほとんどがグリーンです。ホワイトもたまに見かけますが、傷みやすいために缶詰が中心です。品種は同じで、芽が出る前に土盛りして地中で育てたのがホワイト、日光をたっぷり浴びたのがグリーンです。

 アスバラガスには、ビタミン群やアミノ酸の1種であるアスパラギン酸などが豊富に含まれていて非常に栄養価が高く、そのアスパラギン酸は新陳代謝を促すとともに、タンパク質合成を高める効果があり、疲労回復や滋養強壮に優れています。
 また、カロチン、ビタミンC、ビタミンEを同時に摂取することができ、抗腫瘍作用もあり、赤血球をつくるために必要な葉酸を含んでいるため貧血にも効果があるそうです。

 アスパラガスは乾燥しやすい野菜なので、水分が蒸発して鮮度が落ちないようにする必要があります。
アスパラガスを横にして寝かせた状態で保存していると穂先が曲がってきてしまいます。

 家庭での保存方法として一番良いと言われているのは、牛乳パックなどの空き容器をほどよい高さのところで切り、奇麗に洗ってから底の部分に水で湿らせたキッチンペーパー、またはティッシュなどを敷いておき、その中にアスパラガスを立てた状態にして、冷蔵庫で保存するという方法です。

空き容器の天井部分は空いているので上からラップなどを被せておくと良いでしょう。
面倒であれば、水で湿らせたキッチンペーパーや新聞紙などでアスパラガスをくるみ、その上からラップで包むか、ポリ袋に入れ、冷蔵庫で立てて保存してもよいでしょう。