「上海万博」
 上海万博が本日から開幕しました。
246の国・国際機関などが参加し、万博としては過去最大規模。
開催期間は本日5月1日から10月31日までの183日間となり、
来場者数は1億人以上が見込まれてます。
過去の万博の最多来場者数は1970年の大阪万博の約6400万人でしたが、それを大きく上回るようです。

 一昨年(2008年)の北京オリンピックに続く国際的な大型イベントとなる訳ですが、日本は64年の東京オリンピック、そして大阪万博を経て先進国への階段を駆け上がった経緯があり、中国も確実に
その道を歩んでいます。
事実、上海万博の事務局は大阪万博を徹底的に分析したとコメントしています。

 人気パビリオンの一つ、日本館では今日午前9時過ぎから仙谷由人国家戦略担当相が出席して開館式が行われました。
仙石氏は「多くの人に”こころの和、わざの和”をメインコンセプトとする日本館に訪れてもらい、先進的な技術と自然と共生する文化、
様々な問題を国境を越えて解決しようという日本人の心に触れて欲しい」と述べ、日中の相互理解につながることを期待していました。

 カイコのまゆのような形から「紫蚕島」(日本名・かいこじま)と
命名された日本館は延べ床面積7200平方メートルと、日本が海外の万博で出展した展示館としては過去最大規模になってます。
最新の環境技術が売り物だが、バイオリンを演奏するロボットなどの
先端技術が中国人の関心を呼んでいるそうです。