「グレープフルーツ」
 別名アメリカンフルーツと言われるほどアメリカ人が大好物の果物「グレープフルーツ」。今では1年中出回っていますが、今が旬で4~6月が一番美味しい時期となります。
数個集まってブドウの房のように実ることからこの名がついたようです。

グレープフルーツの歴史は300年ほどで、18世紀に西インド諸島の
バルバドス島で誕生したといわれています。
その後1823年にアメリカのフロリダに伝わり、栽培が行われるようになりました。

大正初期になると日本にも伝来し、当初は高級フルーツとしてもてはやされていましたが、日本の気候は栽培に向かず定着しませんでした。
1971年にグレープフルーツの輸入が自由化され、一気に大衆化されて一般家庭の食卓にのぼるようになりました。


 黄白色をした果肉の「ホワイト種」が一般的ですが、近年存在感が高まっているのがピンク色の「ルビー種」、甘みが比較的強く、酸味とほろ苦さが売りのホワイト種とはまた一味違った風味があります。
おいしいグレープフルーツの見分け方は、形が丸く整っていて、ずっしりと重みがあるもの。
また果皮にへこみがなく色があざやかで、ハリとツヤのあるものが良いそうです。皮にシミが付いたものがありますが、シミは味に関係ないので気にしなくても大丈夫だそうです。

 このグレープフルーツ、半分食べるだけで1日に必要なビタミンCを摂取できるのがうれしい点で、疲労・ストレスからの回復や風邪・がん予防に効果があるとされています。