「成人の日」
 今日は「成人の日」です。
最近の成人式は七五三とほとんど変わりませんが、本来は大人としての自覚をもって新しくスタートする節目の日です。

 「成人」とは、徳も学も備わった、心身ともに一人前の大人のことを言い、昔の中国では男性は二十歳で元服したことから、二十歳のことを「弱冠(弱にして冠す)」と呼びました。
又、18歳で選挙権が付与される欧米では、大学生ともなれば学費は自己負担で親からの自立あるいは別居が普通だそうです。

 総務省の調査によると、2010年1月1日現在で20歳の新成人は前年より6万人少ない127万人で、1968年の調査開始以来初めて130万人を下回り、過去最少記録となっています。

 尚、実際の成人式は、総務省の集計範囲と違って、学齢方式によることが一般的です。
つまり、今年の成人式は1989年(平成元年)4月2日から1990年(平成2年)4月1日までに生まれた同学年の男女が対象となるそうです。

 1989年といえばバブル絶頂の頃で、国内では消費税の導入やリクルート事件、海外ではベルリンの壁が崩壊した年でもあります。
1989年に生まれた子がはや成人式とは・・・、
時の流れの速さを痛感させられます。