「ひったくり被害」
 昨年夏以降、景気の急速な悪化は、様々な社会現象を引き起こしてますね。
ひったくり被害が急増していることもその一つです。

 警視庁の調べでは、今年1月から6月15日までの都内のひったくり被害は1200件を越え、前年同期比で1.5倍にまで急増してるそうで、生活苦から安易にひったくりに手を出すケースがあると見られています。

 ひったくりに狙われやすいのは、徒歩でバッグ等を車道側に持っていたり、自転車に乗ってる場合はバック等を前カゴに入れているケースです。
犯行の手口は、後方から近づき、追い越しざまにバッグ等をひったくるやり口がほとんどです。
被害が最も多い時間帯は、午後8時から午後10時まで、次いで午後6時から午後8時までの時間帯で、午後6時から午前0時までの時間帯で被害に遭うのが全体の5割以上となっており、被害者の9割以上は女性です。

 警視庁はひったくりに遭わないための防犯対策として次のようなことを呼びかけているようです。皆様もくれぐれもご注意ください。

 ・徒歩の場合、ハンドバッグ等の所持品は車道側(自動車やオートバイなどが通行する側)に持たず、建物側・壁側に持つ、胸にしっかり抱える、タスキ掛けにするなど、持ち方を常に意識する。

 ・自転車のカゴには「ひったくり防止ネット・カバー」を装着する。

 ・後方からバイクや自転車が近づいてきたら警戒する。

 ・金融機関等で現金を下ろした後は、特に警戒する。

 ・夜間の帰宅等は、遠回りでも明るく、人通りのある道を通る。

 ・歩きながらのメールや通話は、注意が散漫になるため控える。


 尚、各警察署と連携して、地域内での犯罪の発生状況を知らせる防犯メールを配信している自治体もあり、こうした情報を目にするだけでも注意喚起につながります。