夏の空
一昨日の深夜、ぐらぐらと大きな揺れがきた。
その時、二階の寝室に居た私は素早く起きて、
ベッドに座りながら様子を見ていた。

その一瞬、どうなってしまうのだろうと思いながら
足元に置いてあるカバンを背負った。

すると2分位でおさまり、ほっと一息ついた。
後で、急に地震がきた時は頼る者は自分しかいない。

そして普段から地震がきても慌てないように心がけ、
大津波でもきて高台迄は遠いので逃げ遅れたら、
運が悪かったと思い諦める。

今日は、青い海に青い空、
夏らしい天候が戻って暑い日中になる。

耳に焼きつくほど賑やかな蝉の声が鳴きやまない。
又、微かな声で倒れていく蝉も次々にでてくる。

金魚達に久しぶりに餌をあげれば、
蟹が一匹ホテイ草の傍に生息していた。

大きな金魚は、相変わらず元気で食欲もいい。
この時期は、金魚の糞を大量の植物プランクトンが分解、

それを餌にする動物プランクトンが大量に湧く事を知った。
夏は、餌をあげなくてもいいと餌をあげた後で判った。

動植物プランクトンが水を奇麗にしてくれる、
だから池の水が奇麗になった事に気付いた。

用事があって近所から我家に戻る途中、
青い空に緑の棚田がざわざわ揺れ、青い風が汗を流してくれた。