恐い台風の想い出 
午後から風がひゅーひゅー吹き荒れ、
雨が横殴りに降ってきた。

3年前に上陸した時も、主人は台風が上陸すると
判っていても、二人で日帰り旅行に行ってしまった。

「台風が静岡に上陸するから、行かないで!」「行かないよ。」
そう言ってあの人は新幹線で行ってしまった。

夕方4時から午後9時半過ぎまで老朽化した我家は震度4位に揺れていた。
停電し、余りの揺れの長さに恐怖感を感じずには居られなかった。

家から一歩も出られない、誰も居ない、近所の新築住宅は不安はないと思う。
家の隙間やガラスの隙間からは雨風が入っていた。

そして午後10時、台風は去り主人は深夜0時に帰宅し
「やっと新幹線に乗れて良かった!」自分の事だけを言っていた。

「台風で大変だったの。」「台風がどうした、それ位で騒ぐな。」
こんな想い出がある。

一人で台風に揺れる家の中に居た事が恐くて、脳裏から離れない。
今回の台風18号もどの地方にも被害が少なく通り過ぎて欲しい。