向日葵 
明け方から日差しが降り注ぐ、小鳥も鳴かぬ今朝5時起床。
時間が経つにつれ、暑くなり始めた。

午前中は、大工さん達の金づちの音が余りにも大きくて
まるで自分の家を金づちで叩いているような錯覚を起こす。

午後になれば、涼しい風が吹き、昨日よりもずっと凌ぎ易くなった。
美容院の友達のお宅に行き、家庭菜園の夏野菜を頂き、

色々なお話をした時、彼女が「主人が香りに敏感でこの香水を使うの!」
シャネルの5番を出してくれたが、高級で買えないし、

香水をつけてもお洒落をしても、主人は私を妻として女として
みた事はない。「高級過ぎて買えないし安いコロンでいいわ。」

「ご主人様も早く、賭け事や遊びを辞めればいいのにね。腹が立つわ。」
「いいのよ、悩めば疲れるから自分の趣味を楽しむわ。」と答えた。

そんな会話をして家路に帰る途中、道の両側に黄色い向日葵が咲き、
もうすぐ梅雨も明ける、そして暑い真夏は駆け足でやってくる。