青いトマト 
薄日が差す今朝、宵っ張りをした私は起きられず7時起床。
昨夜、PCの回りを整理していた主人は案の定、

朝食中にすーっと抜け出し車で黙って鞄だけを持って
家を出て行った。

ドジな私が気付いたのは、その20分後だったが、
次女は旅行に行った事を知っている。

私が、17日午後に出かける事を知っている彼は多分、明日帰ると思う。
今朝は何も手につかなかった位ショックだった。

時間が経つにつれ、電話がどんどんくる度対応に追われて
忙しさで何時もの病気が始まったと気楽に考えるようになる。

日中の殆どは晴れ間がなく、鬱陶しい曇り空に覆われていた。
涼しい潮風が吹いて洗濯物が良く乾き、トマト(キャンドルライト)も、

次々に小さな実を付けた事が嬉しい。
ホーム桃太郎トマトは、一個でも粒が大きく手に触れると青い香りが

手の平に残るほど真っ青で小さな木にしがみ付いている。
昨夜、「来月、お前を旅行に連れて行くから場所を決めておけ!」

彼が言った言葉を思い出し、彼の様な見せ掛けだけの夫と行きたくはない、
私は、そう心の中で呟いた。行っても楽しいはずがない。

彼は、青いトマトのまま幾つになっても赤く熟せない人、
普通の夫には、一生なれない人だとふと思った。