私だって。。。 
丁度、夕食時に「只今―!」主人が図々しく帰宅した。
機嫌が良く、「今度の日曜日にお芝居を観に行くか?」

返事もしない私に一人でお喋りをしていたが、
「私は、貴方のように汚れた人とは違うの。」

「私だって女です。貴方より素敵な人を探してやるわ。」
本当は、不倫等する事ができる性格ではないけれど、

文句の一つくらいは言いたかった。悔し涙を隠しながら言った。
「あんな女より、私の方がずっと可愛いわ!」等と

自分で自分を誉めて、その後文句は二度と言うまいと決めた。
正直いって主人等、何の魅力もない。

冷蔵庫が空になるまで何も買うなという人が、外で金銭を使う。
外の女性を失いたくないから無理をしていると思う。

「俺は幸せになる為に努力をしているんだ!」
この場合の幸せとは、外で時めく恋をする事を言っている。

こういう事を言う人を夫として尊敬できるはずがない。
結婚した時から裏切りばかりの人生だった。

それでも、彼が望んで一緒になった以上は再び
手を繋いで歩く日が来ると信じて待っていた。

愛って与えるものだと思ってきたが、それでは疲れてしまう。
私は、これからは自分の為の時間を作り、歩いて行きたい。