雛祭りのひとり言 
灯りをつけましょ雪洞に お花をあげましょ桃の花。。。。
なんと優しい童謡だろうか。こんな曲を聴くと童心に戻れる。

最近は、雛檀を作り雛人形を飾る家を余り見なくなった。
小さな子供さんのいるお宅では飾っているかも知れない。

今朝は、寝坊し7時起床。冬が戻ったような冷えこむ朝だった。
表通りに可燃ゴミを出し、回覧を回して来れば

ぶるぶる震えるくらい寒さが身に沁みた。
午後から雨が降り出し、気温も上がらず、

うわー寒い!この寒さの中、カモメが一羽さ迷い飛んでいた。 
空を飛ぶ事を自慢そうに羽を大きく広げ上下にくるくると。

おいで!私が手招きすれば、意味が判った様に傍に近づいてくれる。
気まぐれカモメは、すいすいと再び遠ざかってしまった。

満開の梅も散ってしまい、川に流されてしまい、
道端のゴミとなり散乱し、人は誰も見向きもしない。

梅が満開に咲いた頃は、「綺麗ね!」と見ていた人達は、
散ってしまい、枯れてしまえば知らん顔をしている。

雨に、全部散ってしまった梅の香り届かぬ悲しさを判って欲しい。
風に、全部散ってしまった梅の可愛さを思い出して欲しい。

人は美しく咲いた時の花々を誉めても、枯れてしまえば忘れてしまう。
来年も咲いてね!と心の中で呟き、自然の大切さをふと思う。