刺字漫滅
 刺字漫滅っていいますよね。
 暫く訪問しないでいるうちに所持していた名刺の字が擦れて薄れてしまって読めなくなるようなことも、まぁ偶にはありますよね。

 今日は友人から贈り物が届きました。
 友人の地元の雰囲気がよく出た菓子と聞いていたので楽しみにしてました。
 けれど、宅配便を受け取って外装を開けてから、個人情報の書かれた部分を剥がして処理しようとよく見たら宛名が微妙に自分のとは違ってました…。

 差出人の名前と住所は友人のもの。
 宛先の名前の名字と連絡先は自分のもの。
 でも、宛名の下の名前が自分と名前と似てるようで違う名前。

 受取時に宛名を一度は見た筈なのにスルーしてしまったのは、ここ暫く名字だけを名乗っていて自分でも自分の下の名前を忘れかけてたのかもしれません。
 友人に至っては確実に忘れているだろうと思ってました。
 宛名欄に書いてある下の名前は実際の名前と同じ字数で名前の雰囲気も近いので、それだけでもよく覚えていてくれたものです。
 お互いの下の名前を口に出して呼ぶ機会がこれまで一切なかったのに雰囲気だけでも覚えていてくれたとは。

 届いたものの内容物を見る限りでは友人が送ると言ってくれてたもののようだけど、万が一自分宛じゃなかったら困るので、友人に確認してから食べることにします。
 敬老の日あたりに賞味期限がきてしまうので、それまでにわかるといいなぁ。

追記:
 自分宛に送られたものに間違いありませんでした。
 ほっとしました。