物事を説明するには先ずは結論から話さないと話が長くなりますよね。
なので先ずは結論から。
もし、あなたが「Webサイトなどでメールアドレスを公開している事業者(団体・営業を営む個人)」であり、プロフィールなどでメールアドレスをWEB上に公開しており、迷惑メールの受信を希望していない場合は、メールアドレス付近に次のような注意書きを記してください。
【特定電子メール法に基づく表示】広告メール、迷惑メールの送信はお断りします
迷惑メールを受信する意思がないことを明示していない場合は、受信の意思があるものと見做されます。
これは特定電子メールの送信の適正化等に関する法律(平成14年4月17日法律第26号)の改正により、広告メールの送信者側だけでなく受信者側も対応が必要になった為です。
改正後のガイドラインでは、メールを公開する際に広告メールを受け取る意思がないことを表明していなければ広告メールの配信が許されてしまいます。
詳しくは、財団法人日本データ通信協会の迷惑メール相談センター配布の特定電子メールの送信の適正化等に関する法律のポイント(PDF)と、日経BPネットのメールアドレスを掲載するときは すぐそばに「広告お断り」の注意書きをの記事をご覧あれ。
以上、結論から書きましたが、そこに至るまでの経緯は以下に記していきます。
最初に変だなと思ったのは、2009年1月からどうもjpドメインのメールアドレスへ送信されてる日本語の迷惑メールが増えてたことです。
前々から僕は大量に無料のメールアドレスを取得するのが好きで、複数のメールアドレスを取得して使用してました。
10年以上使っているメールアドレスの大半はSNSやBLOGや無料WEBスペースで連絡先として公開しており、その所為もあってか毎日大量の迷惑メールを受信していました。
メールの容量一杯に迷惑メールが溜まりそうになると、受信したメールのタイトルと送信元一覧をチェックした上で全部サーバから手動削除してました。僕自身がメールの受信が億劫だったこともあって、それは一ヶ月か数ヶ月に一度のことでしたが。
一部のメールアドレスに限ってですが、その削除作業の間隔が今年に入ってから急に短くなってきたのです。
迷惑メールの受信数が増えたメールアドレスはjpドメインもしくは日本国内の企業が提供するメールアドレスのみで、受信した迷惑メールのうち増加したのは日本語の迷惑メールでした。(英語の迷惑メールの受信数の増加量と比べると平均3倍程度)
そして受信した日本語の迷惑メールのうち、新たに増えた迷惑メールのほぼ全てに「未承諾広告※」の記載がない点も気になりました。
何でこんなことになったのか、最近何か日本国内で動きがあったのか、と調べた結果見付けたのが前述の法改正です。
この改正がいつ公示されていたのか知りませんが、迷惑メールを送る側はちゃんとこういうのチェックしてるんですねぇ。ちゃっかりしてるなぁ。