求葡萄酒
 毎年、今ぐらいの時期になると十一月に解禁になるボジョレー地方の新作のワインの予約をして、届いたワインを飲み比べて、来年はこれを作った人の新作は買うの止めようとか、来年はこの作り手の新作を多めに買おうとか思う訳なんですが。
 僕にはワインの深みを味わうなんて高尚な趣味も味覚も持ち合わせておりませんので、あくまでも自分が飲み易いと感じたワインを愛飲するだけ。
 僕が好むのは渋みが少なく甘ったるいものなので、毎年買うようになるのはいちごシロップのように甘いワインばかりです。
 
 そんな僕の好みで毎年買うようになったのがPhilippe Pacalet氏のBeaujolais Vin de Primeur。
 Philippe Pacalet氏のワインはSO2を発酵の際には一切加えないことで有名なビオワインです。

 ヌーヴォーじゃなくてプリムールなのでうっかり飲み忘れて放置してても安心な気がするし。
 年によってばらつきがあるものの、大体は甘くて飲み易い味に仕上がっているので女の子にも勧めやすいし。
 価格が懐に優しいし。
 今の処、ワインを普段飲まない甘口好きにどしどしおすすめしてます。
 
 でも、よく考えたら僕はPhilippe Pacalet氏のワインって毎年のBeaujolais Vin de Primeur以外に飲んだことありません。
 他のも甘くて飲み易いのかな。
 
 Googleさんや楽天市場で検索してみた結果、「フィリップ・パカレ ブルゴーニュ・アリゴテ」や「コルトン・シャルルマーニュ フィリップ・パカレ」や「フィリップ・パカレ ピュリニー・モンラッシェ」とか、フィリップ・パカレ氏が栽培・醸造を担当しているという「ブシエール・ド・リュンヌ・ブラン/メゾン・ブリュレ」なんてのが存在するのはわかったけど。
 何だかどれも渋そう。
 特定の人が作った確実に甘い白が欲しかったら専門家に訊くしかないのかな。

編集 佳馨 : 酒は飲みたい時に飲みたいのを飲むのが一番楽しく飲める方法だ、と以前どこかの酒飲みが申しておりました。
編集 e.t. : ワインは、無添加の白しか飲みません。味?、当然わかってません