僕を赦して
 送り火見てきました。京都の五山の送り火を。
 五山とは言っても僕は少し遅れて見に行ったので見れたのは左大文字と船形だけ。
 近所の女子大のグラウンドから見えると訊いて其処に行こうとしたのですが、思ったよりも辿り着くのに手間取ったのです。
 到着場所からは遠目でしたけど思ったよりも大文字の送り火が綺麗に見えました。もっと見えないもんだと思ってましたよ。
 来年からはあそこで見る事にします。今迄見て来たどの場所よりも夜景と大の字の送り火が綺麗に見えましたから。

 大学所有のグラウンドに大学に関係無い者が入ってもいいものかと思いましたが、着いて見たら近所の家族連れが並んで送り火を見物してました。別に誰が入ろうと関係無い場所のようです。
 犬を連れて散歩の途中に見ていた人も居ましたよ。わんこは大の字に燃える火を見詰めるご主人の横で同じ方向を向いていたけど、果たしてわんこの目線の高さから大文字は見えていたんでしょうか。

 送り火を見て居たら、仏壇が無くても一日に一回線香をあげて御先祖様に手を合わせる事が大切だ、と友達が言ってたのを思い出しました。
 お盆に実家に帰って経も線香も仏壇にあげたけど、肝心要の御先祖様にお礼も何もいってませんでしたよ。
 いつも有り難う御座います、と今から手を合わせても間に合うだろうか。