半途而廃
 今日、講義中ずっと泣きそうでした。一番終わりの講義の時は『三四郎』の美禰子に感情移入して泣いてました。
 知り合いがちらちら僕を見ていたので話し掛けられた時に、泣いてる理由を訊かれたら言い訳しておこうと「コンタクトが両目ともずれて痛くて仕方が無い」と云う用意までしていたのに全く涙の事には触れずに会話終了。
 其の件には触れられない程今の僕は見るからにイタイのかと思って更に凹んでました。
 
 うっかり気を抜くとポロポロ涙が出る状態で何とか緊張感保ちつつ、手には確りとハンカチ準備して山を下り、電車に乗り、御所の横を通り、何とか自室に帰還しました。
 帰り道に少しでも気を紛らわそうと空を見上げたり、知り合いに片っ端から電話を掛けようとしたり、電柱を殴ったり、と色々してました。でも、どれも余り効果無し。電話に応じてくれたのは一人だけでしかも数十秒だけでした。電柱を殴った手は今も痛いです。
 
 因みに、泣きそうだった理由は二つ。
 一つは動物アレルギー持ちなのに猫にべたべた触ってしまったからで、もう一つは感情的なものです。