緑に染まりし者
 虚無感押し寄せ中。
 彼女は余程彼氏の事で不安定になっていたからそんな誤解を僕に直接謂う迄になってしまったのだ、と頑張って自分に納得させ様としているのだが上手くいかない。
 益々メールを読む気が失せて行く。

 「僕が携帯の電源を切っている時は眠ってるか携帯の充電を忘れてる時ですから気にし無くて良いですよ。」昨晩僕が誰かに謂った嘘。
 是以上心配されたく無かった。本当は病院に居ました。

 「君が生きているのは何の為?」誰かに訊いた僕の質問。
 「猫の世話をする為だよ。」此が誰かの答え。
 君は飼い猫の為に生きているのか、と聞いた途端大笑いしてしまってごめんよ。