「本をどう読むか」の答えは「人生は『自らが経営者』 丹羽宇一郎さん死去の報に260109
 「本をどう読むか」の答えは「人生は『自らが経営者』 丹羽宇一郎さん死去の報に260109

思い起こすは『文藝春秋』2007年4月号に掲載の座談会記事。
 題名は「経営者よ、朝四時に目を覚ませ」。
 「スポーツ新聞や週刊誌しか読まない人間を経営者にしてはいけない」と断言。

 「私はサラリーマン、本を読まなくても、スポーツ新聞や週刊誌を読んでいれば」。
 そこに対する答えは二つ。一に、「自分のなかに拠り所となる太い幹を作ろう」。
 その二に、「生業は勤労者でも、人生は『自らが経営者」の結論。

 これまでに氏の生家は書店であった、と承知。訃報の記事に接し、下記の記載が念頭に。
 第3話の紹介です。「本をどう読むか」の答えは「人生は『自らが経営者』」とする丹羽宇一郎氏の弁。
 2007年、「(座談会)経営者よ、朝四時に目を覚ませ」を読みました。伊藤忠商事
会長の発言。「生業は勤労者でも、人生は『自らが経営者』」との結論です。
 「本を読むということは、経営者にとってきわめて重要なことだと思いますよ」。
「もっと言えば、スポーツ新聞や週刊誌しか読まない人間を経営者にしてはいけな
い」。そこまで、申しています。なぜでしょう。
「経営はきわめて論理的なものだから、感性だけで出来るものではありません」。

 第3話は本の読み方の紹介。「生業は勤労者でも、人生は『自らが経営者』」は自己の主人公になる読書。
丹羽宇一郎氏は述べます。「自分のなかに拠り所となる太い幹を作ろうと思うなら、たえず考えながら本を読まなければならない」。
「これを二十年くらい続けていると、歴然とした差が出てきます」。「(略)本というのは、他者の経験や体系化された考えを文字を追うだけで会得できるわけで、これほど楽なことはありません」。(文藝春秋』2007年4月号)。
  (佐藤宥紹「図書館と生活」 『生活科学基礎演習03』2020年4月27日)