2025 11/30 10:30
Category : 記録
5)釧路駅へ厚内駅付近で終章『海霧』 目梨<menash 東方>文学・舞台・作家群=釧路の街の魅力ABCD26題―2-240217
●22年6月4日の講演会に来ていた市民有志が「地図と本を手にマチ歩き」始めました。
催し事業は「ぶぶるファースト」という名前です。マチを歩くの歩くを「遊ぶ」に置き換えて、「遊ぶの末尾も<ぶ>」。「本から学ぶの末尾で<ぶ>」。最後は「よく遊び、よく学ぶ自身に最大級の褒めるの<る>」。
皆さんに言われます。「文化、文化というだけでは、サッパリ経済効果がない」。そうお叱りを受けますから、遊び、学ぶのあとはもう、盛大に自身を褒めるための経済投資で盛大に「御馳走をたべましょう」「おカネを惜しむな」というわけですね。
●そうして23年11月16日に「ぶぶる11th」を迎えました。この時、どこ歩いた?。
23年11月16日午前、米町公園駐車場に集合して南大通八丁目、七丁目と10人ほどでまわりました。お目あては『海霧 Umigiri』上巻です。そこに登場する平出幸吉 ひらいでこうきち、島義勇 しまぎゆう、武富善吉 たけどみぜんきち らの事績をたどるツアーです。
釧路市には「明治四二年 電話帳」が記録に残っています。『海霧 Umigiri』上巻の主人公たる平出幸吉を模す原田惣吉の名は電話帳には出てきません。しかし、佐賀県人脈につらなる福富甚吉 ふくどみじんきち 武富善吉らの住まい地は記録があります。
●観光講座2024.今は「釧路の街の魅力」中「24)佐賀県人脈と原田文学」の話です
『明治四二年 電話帳』にはまた、前述の武富家が経営し釧路銀行の所在地は判明します。電話帳には住所の記載があります。そこでその細かな住宅所在地の地番を、こんどは町名と地番を記載した地図を取り出して、一つずつその位置を現在の街並みのなかで記録していく作業を現地ですすめました。
南大通八丁目に「武富小路」、その先に「武富私道碑」があります。そこで『海霧 Umigiri』に登場する「北洋商会」。実体は広業商会 こうぎょうしょうかい という会社のお話をさせていただくのです。
●昨年11月実施の『海霧』上巻の舞台を歩くツアー。作品鑑賞と対象地点の見聞した。
最後は弥生二丁目の本行寺まで足を伸ばし、そこで福富甚吉 ふくとみじんきち 家の話をさせてもらいました。小説を読んだだけでは、たどりつくことのできないポイントを確認し、現在はなにも標識やサイン置かれていない地点に、目印を付す基礎をなす作業。そうしたことを市民参加で取り組んで見る。小さな実験が、今、始まった。そういうことではないでしょうか。
釧路の街に、そしてその周辺に築きあげられてきた、さまざまな物語。そこに移住者から定住者に成長し、しかも財をなした足跡をたどってみる愉しみ。地域に名所をつくる作業として拡大してまいりたい。私はそう考えているところです。
●22年6月4日の講演会に来ていた市民有志が「地図と本を手にマチ歩き」始めました。
催し事業は「ぶぶるファースト」という名前です。マチを歩くの歩くを「遊ぶ」に置き換えて、「遊ぶの末尾も<ぶ>」。「本から学ぶの末尾で<ぶ>」。最後は「よく遊び、よく学ぶ自身に最大級の褒めるの<る>」。
皆さんに言われます。「文化、文化というだけでは、サッパリ経済効果がない」。そうお叱りを受けますから、遊び、学ぶのあとはもう、盛大に自身を褒めるための経済投資で盛大に「御馳走をたべましょう」「おカネを惜しむな」というわけですね。
●そうして23年11月16日に「ぶぶる11th」を迎えました。この時、どこ歩いた?。
23年11月16日午前、米町公園駐車場に集合して南大通八丁目、七丁目と10人ほどでまわりました。お目あては『海霧 Umigiri』上巻です。そこに登場する平出幸吉 ひらいでこうきち、島義勇 しまぎゆう、武富善吉 たけどみぜんきち らの事績をたどるツアーです。
釧路市には「明治四二年 電話帳」が記録に残っています。『海霧 Umigiri』上巻の主人公たる平出幸吉を模す原田惣吉の名は電話帳には出てきません。しかし、佐賀県人脈につらなる福富甚吉 ふくどみじんきち 武富善吉らの住まい地は記録があります。
●観光講座2024.今は「釧路の街の魅力」中「24)佐賀県人脈と原田文学」の話です
『明治四二年 電話帳』にはまた、前述の武富家が経営し釧路銀行の所在地は判明します。電話帳には住所の記載があります。そこでその細かな住宅所在地の地番を、こんどは町名と地番を記載した地図を取り出して、一つずつその位置を現在の街並みのなかで記録していく作業を現地ですすめました。
南大通八丁目に「武富小路」、その先に「武富私道碑」があります。そこで『海霧 Umigiri』に登場する「北洋商会」。実体は広業商会 こうぎょうしょうかい という会社のお話をさせていただくのです。
●昨年11月実施の『海霧』上巻の舞台を歩くツアー。作品鑑賞と対象地点の見聞した。
最後は弥生二丁目の本行寺まで足を伸ばし、そこで福富甚吉 ふくとみじんきち 家の話をさせてもらいました。小説を読んだだけでは、たどりつくことのできないポイントを確認し、現在はなにも標識やサイン置かれていない地点に、目印を付す基礎をなす作業。そうしたことを市民参加で取り組んで見る。小さな実験が、今、始まった。そういうことではないでしょうか。
釧路の街に、そしてその周辺に築きあげられてきた、さまざまな物語。そこに移住者から定住者に成長し、しかも財をなした足跡をたどってみる愉しみ。地域に名所をつくる作業として拡大してまいりたい。私はそう考えているところです。