「阿寒の山は一個人のものにあらず」 ご神体に線引き「公有林」「民有林」231014
間伐 生育林の一部を伐して立木の密度を低くし、残余の樹木の肥大成長を促して、森林全体を活性化する。
『広辞林』 第七版 2018年の記載を翻訳すると、そうしたことか。

「観る森」に加えて「育てる森」、「創る森」の概念があるではないか。
森を育てることが水を収める。神を怒らせずに、神を楽しませて、カムイ・ミンタラ=神々が遊ぶ庭。
阿寒の秀麗。その総体が「ご神体」。文化7年「久寿里場所之図」に「阿寒祠」の記載。

それより先、寛政11年記録に「くすり乃たけごんげん」の背銘を刻した円空仏がケボロイ洞窟(現 豊浦町)からこの地に移した点が記録されている。
阿寒の山=ご神体はアイヌ民族の信仰にして、本州側移住者にも受容された信仰対象。「自然の威力」に畏怖する、「地域の知恵」として定着するに至る。
「観る森」「育てる森」「創る森」 「阿寒の山は一個人のものにあらず」 ご神体に線引き「公有林」「民有林」231014

大雪山 〜カムイミンタラ〜https://www.daisetsu-kamikawa-ainu.jp/story/daisetsuzan/
360度広がる大パノラマ。万年消えることのない大雪渓。
から落ちる優雅な滝。天空に広がる湖。百花絢爛と咲きほこる高山植物。ここにしか生息しない美しい高山蝶。一面に広がり燃えるような紅葉。

そこで神様が舞い踊ります。
アイヌの人々は、その美しい大雪山をカムイミンタラ(神々が遊ぶ庭)と呼び、崇敬と畏敬の対象としました。
石狩川が向かう場所です。