陸相主張、首相ともなれば 通じなかった内大臣の思惑230814
 陸相主張、首相ともなれば 通じなかった内大臣の思惑230814

 日米開戦、三つのシナリオ。
 1)欧米の主張を入れて臥薪嘗胆
 2)日米開戦を視野に引き続き交渉→中国からの撤兵を陸軍に受諾
 3)すでに開戦やむなし。

 延々、継続。1941年10月の政府&陸海軍との協議。近衛内閣が総辞職した。
 時の内大臣は事後の組閣を東条にゆだねる決意。それが「陸相の主張、首相ともなれば」の期待。
のち天皇はポツリ。「(東条ならば)陸軍を抑えることができる、そういうことではなかったのか」。そう申した、とか。どこか、記憶にあったが。

 選 日本人はなぜ戦争へと向かったのか 第4回「開戦・リーダーたちの迷走」 初回放送日: 2023年8月14日。
 それを録画で視聴。
 陸軍と海軍の、戦況魯海と国際分析。番組は「二・二六事件、東条は統制派に位置し、関東軍憲兵隊長として皇道派排除」とする
 その一方、「能吏ながら一国の総理の器ではなかった」は、これまでの通説も紹介。識者は「日本が当面していた諸矛盾を、全部、背負わされた人物」とも。

 そこで首相を拝命。東条が直面した三つの選択。自身は「(陸軍の主張を淹れて)3)すでに開戦やむなし」を決断するも。

(以下、番組案内)選 日本人はなぜ戦争へと向かったのか 第4回「開戦・リーダーたちの迷走」 初回放送日: 2023年8月14日
太平洋戦争70年の年に問いかける大型シリーズ。当事者たちの戦後の証言テープからは、驚くべきリーダーたちの実態が見えてきた。戦争に勝ち目がないことを知りつつ、それを言いだせずに、各組織が互いに責任を押しつけ合って、重大案件は先送りとなる。その結果、選択肢がなくなり戦争へと追い込まれてゆくという悲劇。日本のリーダーたちは、国策決定の場で勇気を持った決断を下すことは、ついになかった。(2011年放送)