あふれる水量、ささえる緑樹 「さくらの滝」に三つのストーリー―中―220822
 あふれる水量、ささえる緑樹 「さくらの滝」に三つのストーリー―中―220822

 「さくらの滝」では、サクラマスの遡上も熱いが、斜里川本流の水量、その豊かさにも見とれる。
 幅の決して広くはない位置ながら、滔々と流れおちる豊かな水に、ほれぼれするのだ。
 流域の平坦地には採草地が広がっているように記憶しているのであるが。

 ポイントは「川がある」。そうは悟らせない広葉樹の樹林。その豊富さにあるようだ。
 うっそうとした林宗。その多くは広葉樹で、針葉樹はみかけない。
 樹木の保水力の豊かさ。そこに尽きるのではないか。

 「森林の保水力とはどのようなことですか(森林の保水力)」。 そのようなページがあるが。
 「森林の保水力は、『地下部の土壌によって発揮される力(土壌の保水力)』と『地上部の樹木を含む全体によって発揮される力(流域の保水力)』」があります」と、書く。

 半面、28日日曜日にテレビ朝日系列のテレビで「ポツンと一軒家」の番組を見た。
 鹿児島県の一軒家訪問であったと記憶。一面にあった棚田に水はなく、田圃は畑地に転換。
 「親父が1960年ころ、杉やヒノキの針葉樹を植林して林相を換えた」。ムスコの弁。

 針葉樹で地下水が枯渇。「稲穂の国、瑞穂の地」は土色の畑地に転じていた。