1975年から海洋資源量半減 「地球に感謝 開店!?植野食堂」220726
1975年から海洋資源量半減 「地球に感謝 開店!?植野食堂」220726

 昨7月26日夜、18時からBSフジテレビ「SDGs特別番組 地球に感謝 開店!?植野食堂』を見ていて、訪問をうけた料理店オーナーの弁。
「1975年からみると海洋資源量は半減」。そのような趣旨のテロップが画面に登場。
種の記憶はないが、「棲息する砂場が半減した」「○○の水揚げ量は減った」趣旨の発言があった。

録画しているわけではない、ナナメ視聴の上からの記載ではあるも。
気候変動は温帯気候の東京湾に及んでいるの、か。料理の素材は「世界中からおいしい魚介類が集まる豊洲市場」と紹介された、その後での発言。
それが「棲息する砂場が半減」や、「水揚げ量は減った」の話。
番組は「仲卸の方々から旬の魚や新たな楽しみ方、そして、食材を余すところなく使う方法」を教わりながら展開するのだが。

「海洋資源 半減 1975年 東京湾」のキーワードで調べてみると。
『東京湾の漁業と環境 第 4 号』(平成 25 年 3 月)や「東京湾産シャコの資源量の見積りと資源状態」(『神水試研報第11号(1990)』)などがヒットした。
一例をあげてみよう。「アサリ資源量 全国・東京湾で激減」とある。

要因こそ、1)外来種との競合,
2)乱獲,
3)水質環境の変化,
4)生息場の消失・劣化等とともに,
5)アサリの浮遊幼生の行き来による生息場間のつながり=生態系ネットワークの欠落や分断も生態系の劣化の一因

そこは<素人考え>ながら1)&2)は人的要因の直接的表現、そして3)4)5)は人的要因の間接的表現にして、地球希望の要因の「東京湾的現象」。
そして、その要因が「全国的にも=日本各地の干潟や浅場」に<敷衍 ふえん>と読み取ることはできいか。

「(アサリは)代表的な食用二枚貝」、かつ「濾過食者としての高い海水浄化能力により,環境改善の面からも着目される種」とされる。
海洋汚染は、すでに「高い海水浄化能力」の自浄作用を超え、生息の持続を許さない事態にすすんでいる、そういうことではないか。
翻って、「高い海水浄化能力」で海洋汚染物質を体内に<凝縮して蓄積>した食用二枚貝を、体内に取り込んだ国民の健康。そこには一点の懸念も、ないのであろうか。
かつて、モノレールに乗り、羽田空港沖の海浜で<潮干狩り>の放送場面をみたことが、あるが。大丈夫?。