日銀支店がもつ“場の力=象徴性・求心力・保証能力” 場の力ー承前ー
「場の力」 それは。元の旧日銀店の活かし方にあっては、日銀支店がもつ“場の力=象徴性・求心力・保証能力”とまとめておきましょうか。

 なぜか、“実感することができる”不可思議な力の内容を、さらに二例。

 昨日は、「言うに言われぬ<うながす力><よみがえらせる力><その気にさせる力>と、書いたのであるが。 
 (写真は解体の危機を城下の見識で保存し、国宝に指定されている松江城)

その2「変化を起こすためのヒント」であると、言う。2016年3月に「三井不動産 中河内いづみ」という人が、本を出している。
 出版の内容紹介には、以下の記載がある。
 「これからの会社にリアルのオフィスは必要か、バーチャルな電子の世界で十分か」。 「オフィスという「場」を提供する三井不動産が、「新しいオフィスはなにか」をテーマに社員向けに配信していた60の知見を一冊に纏めました]。
「各項にキーワードが載っており、多様性を活かした新しい働き方や、にぎわいのある街づくりをはじめ、毎日の仕事に活かせるヒントが満載」と紹介する。

その3「研修に臨む姿勢と効果、組織的な動きに差をつける」要因との<読み方>もある。
 こちらは「(株)経営改善支援センターオフシャルサイト」の<読み>。
 「講演やコンサルティングの現場で痛感するのは『場の力』で」と受け止める。
 そのうえで、「(同じ話をしても)参加している人たちの姿勢や枠組みによって、浸透度や理解度がかなり違う」と、<形に見えない領域>の存在を示す。
 「研修後の効果とそれからの組織的な動きに差がついてしまうのは実はこうした入り口の部分からの差」であると書く。その違いはなにか。
 その前提を参加者=受講者に対する、と受け。
 「研修の際、事前にその組織の中で「目的」や「経緯」や「必要性」が伝えられていた場合、研修以前に参加者の研修環境が整っているために開始から終了まで実にスムースに話ができると同時に、終了後の質疑応答も高いレベルで意見を交わすことができます。一方、とりあえず聞け、という状態で始めた研修は終始全体が浮つき、参加者が終了時間を気にして、まともな質問すら出てきません」と説明する。

日銀支店がもつ“場の力=象徴性・求心力・保証能力” 場の力ー承前ー220425