水俣再生で市民が手にした価値 生涯学習Ⅱ in 釧路湿原シニア大学9th-02
 水俣再生で市民が手にした価値とは 生涯学習Ⅱ in 釧路湿原シニア大学9th-02

 熊本県水俣市。
 1954年に確認された<世界に類をみない産業公害>。そこで失われたモノ、悲惨の二字。
 しかし、市民はマチなかに生み出された<偏見・中傷・差別>を超えて、水俣の再生に立ち上がる。

 キーワードはいくつか。
 「ヒトは絶望だけでは生きられない」
 「人様はかえられないから、自分がかわる」
 「他人が調べたモノでは<水俣病>はわからなかった」「自分で調べてみて初めてわかった」。

 結果、行き着いたコトは。
  「(地域に生じた偏見・中傷・差別の発生は)創る力・考える力・調べる力の衰退」にある。
  「<べき論>からは出発しない」「あるモノを探して確認」「意味を把握してから、昔ながらの知恵と工夫を含め新しく組み合わせる」(34p)。
 そういうことであった。

 そこから学び。
 「(生涯学習は)①自己充実、②生活力向上、③地域の振興、④課題解決」に加えて「⑤地域経営に参加」を掲げる。
 22年4月12日 釧路湿原シニア大学9th-02講座を担当(登録者限定講座)。「生涯学習Ⅱ 生涯にわたり学び続ける意義と価値」。