縁起 真宗本願寺派尾幌説教所220327.
縁起 真宗本願寺派尾幌説教所220327.

明治三十二年年四月新開地厚岸町尾幌原野に始めて北陸地方出身者の入植あり。
同年九月一日、西一線四十八番地に説教所開設。
昭和八年三月失火全焼。同年十一月現在地八号線二十七番地に、寺基移転して復興。
昭和二十五年五月暁善寺々号公称。平成元年開基九十年を迎える。

明治十年十月五日 新潟県西蒲原郡漆山村寺潟新田 佐藤孫九郎三男として出生 幼名善吉
明治二十五年同県中之口村打越仏照寺(真宗仏光寺派)に入寺後、得度して暁善と改名。
明治三十二年新潟より、小樽市 法雷寺(住職 龍山雷雲師)を訪ね、新開地北海道にて、お念仏の法義弘通の望みを吐露。
厚岸町教雲寺(住職 龍山祐教師) を紹介され(両住職は御兄弟)同年四月同寺に寄恵まれた恵まれた(「教雲寺記録」所載)。
厚岸町宮城野組支配人、奥谷 栄吉氏(教雲寺門徒)の斡旋により、入植前の原野林売払造材事業も終わり、残置の造材事務所等を無償提供のおすすめを受ける。
京都本願寺より説教所認可申請に基づき、開教御本尊並びに浄土三部経典・正信偈・三帖和讃や御加え御文章の御下付を得て、開教の緒についた。