「『戦争』を知る世代がひとりもいなくなる日」 報道1930 210813
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一次的継承 「自ら体験を語る」
二次的継承 「体験を聞き取り語り継ぐ」
三次的継承 「体験を自身と切り離して『歴史化』する」。

半藤一利、なかにし・れい、保坂康孝、立花隆の「戦時・戦中」への向き合い方。

「歴史化」するの意味について、保坂は。
 「客観化」すること。
「体験は部分的に語られている」「そこのところを一歩すすめて、体験を普遍化する」「なぜなら戦時・戦中を語っている部分の多くが、昭和19年11月以降のことだから」
 
 一方で「体験から歴史へ」には。
 「『教訓の継承』という点がある」と。戦後、豊富に創設された戦時資料館や空襲記念館が閉鎖と資料散失の危機にある。その要因を本邦では、記憶を残していく文化に欠け、努力をするよりも不都合を忘れさせる働きかけがあるのでは。
https://shuchi.php.co.jp/rekishikaido/detail/8519 
「俺、書こうかな」。祖父・半藤一利から孫娘の編集者に託された一枚の企画書

「戦争」を知る世代が ひとりもいなくなる日
半藤・なかにし・立花 最後に託した“遺言”
「戦争体験を客体化せよ」 “三次的”継承とは
散逸する戦争資料 中国の影

ゲスト
保阪正康(ノンフィクション作家)
北村淳子(PHP研究所 編集者)