桜 高台寺100403
 鷲峰山 高台寺 京都市東山区下河原町526という地点にあって、<桜の名所>で知られる。



  近くに円山公園もあって、その銘木とともに徒歩で<桜めぐり>を重ねる府民が多い。

 「約400年前の1606=慶長11年に開創」
「秀吉とねねの御霊が眠る寺院墓地」。
「境内には春は桜、秋は紅葉が見事」。

 多くのヒトが、かく紹介している。

 庭園も見事。とりわけ丘陵部から見下ろす<夜桜の光景>は重厚感にあふれている。

 秀吉の没年は1598年8月。寧々のそれは1624年10月。高台寺の寺号が寧々の院号 高台院となり二人の霊を受け継ぐ。

 家康とは遠からずの間柄であったとの話も聴いた。側室の淀と家康は真っ向から対立するも。

 しばしば思う。
 二条条をもうけた京都の地に、家康は秀吉の霊をよくぞ奉らせた、と。
 不思議がるよりも、家康はあくまで「東国、坂東の政権」。「江戸に天下をとるも、西国の大名とは妥協があった」。

 そうした政権の性格を体現。そうではあるまいか。