厚岸真龍神社 八幡信仰、厚岸湖を見据え


厚岸真龍神社 八幡信仰、厚岸湖を見据えて
 <真龍神社>は北竜町にも鎮座すると、このたび承知.

 「八幡信仰」の由来を由緒書きは、「安政4年(1858)4月、松浦武四郎が奉持する八幡大神を、当地真龍に1祠を建て奉安」と、記す.

 湖南の旧名ヌサウシコタンに「八幡信仰」が伝えられていたこと.それは国泰寺記録の天保期に、登場する.
 湖北の真龍神社創始の「八幡信仰」とは、系譜をことにするか.

 由緒は続けて、「明治41年京都石清水八幡宮、伏見稲荷大社より御神体を勧請し、当時真龍村の氏神、真龍八幡神社として祀った」と、書く.

 待ってくださいよ.内陸に位置する鶴居神社が「石清水八幡」を勧請した時期と、重なるではないか.

 湖南の八幡信仰は南部・下北経由.湖北の八幡信仰は伊勢・雲出のヒトが伝えた八幡信仰を、近代に石清水八幡を勧請して、篤信・崇敬を厚くしている.