音が情景と重なる なかにし礼著「死こそわが友」.「知るを楽しむ 人生の歩き方」
 音が情景と重なる なかにし礼著「死こそわが友」.「知るを楽しむ 人生の歩き方」.

 「赤い月」は自伝的戯曲の話.「翔べ、わが想いよ」は訳詩から作詩家に転ずる、転換期.

 「目の前に二度と戻れない満州の風景が現れた」.
 小学校5年生のときに聞いた、ベートーベン交響曲の「田園」からの、感動(37p)が紹介されている.

 楽章ごとに満州の田園風景が浮かんだのだという.「自分と他人とは違う」と、意識したのだそうで.

 音を聞いて、すぐさま情景と結合.才能の片鱗を示していると、申すべきか(日本放送出版協会 2006年10月)