魚 野菜 米
 魚 野菜 米。
 これ長野県のあるマチの学校の給食の方針という。食生活 健康 持久力を考え学校長が提案したという。

 校長の提案がスンナリ受け入れられたわけではない。
 むしろ強い反対があったそうであるが。それが、急きょ変更。所属の栄養士が、大学の医学部から30歳台で心臓疾患で死去したヒトの心臓のホルマリン漬け標本を借りてきて、肥大した心臓をみせたところで風向きがかわったという。

 学校給食のメニューは魚 野菜 米。
 肉をつかわないのは、「学校で肉を使わなくても、家では必ず摂取するはずだから」。

 効を奏した。
 授業の欠席が少なくなった、授業に集中するようになった、休憩時間や給食がおわったあとには図書室にかけつけて本を借り出して読むようになった。結果として成績も向上した。

 そればかりではない。
 評判をききつけた校長に講演依頼が寄せられ、それを聞いた企業主が会社で昼食を用意するようになり、業績も向上することになった、と。

 信州 長野県。
 佐久市の農業健康保険組合病院の取り組みや、ご存知、鎌田實医師の取り組みが知られている。が。信州の教育県には、ここに記載の取り組みもある、らしい。
 連れ合いが、朝、NHKラジオで聞いた話として語ることを、記載しておいたのであるが。

編集 ペン : 佐久には仕事でよく行きました。一つのことが次々に連鎖して用方向に向かうというお話ですね。魚は「鯉」と言うことは無いでしょうね(笑)