坂本 勝著『古事記と日本書紀』
坂本 勝著『古事記と日本書紀』。「図説 地図とあらすじでわかる」という冠がタイトルに配置されている。

開くと右ページには解説、左のページには図表や地図が配されてあって、書籍も「ここまできたか」のカラー版。

それでは理解しやすいかといえば、古事記、日本書紀のガイドブックといえども、全体像を理解するのはなかなか、困難。

「『記紀』の違いから日本人の原点を知る本」と帯に記載がある。違いとはなにか。

「古代王朝史を総括した歴史と伝説」ながら、記は「日本誕生」にして、紀は歴代の天皇記を中央集権国家の成立まで記す。

中央集権国家の正当性を記憶から記録に転じた書ということなのかも知れない。

編集 ペン : 記紀を記した人たちの常識が現代と共通かどうか?同じわけも無く・・・政治的判断が編纂時に行われていない保証も無く・・・なかなか読み解くのは難しいですね^^