青梅雨
ぽつぽつぽつりと雨がふる。
カタカタ微かに風が吹く。

やがて風がひゅうひゅう強くなり、
ざーっと雨が降り出した。

雨は降ったりやんだりの繰り返し。
午前5時起床すれば再び雨がふっていた。

こんな日が幾日続いたでしょう。
暮色に似た空ばかり続き、太陽は暫く見ていない。

不安定な天候のなか私は週1回だけ
整形に通っている。

松林の向こうでざぶーん、ざぶーんと
海原から波音が聞こえてくる。

海に雨が落ちると消えてしまう。
その雨は消えても海の中で強く生きている。

人間だって空から見れば雨粒のような物。
それでも人間は考え迷いながら生きている

心無い人のことなど気にしなければ良い。
蒼い海、白い波よ、高波にならないでね。

今日も五感を海に傾ければ、
風が止み波も静かになった。

足首の骨も新しい骨が出てきた。
それは小さな小さな骨だった。
海よありがとう!先生ありがとう!

まだまだ完治する迄の道のりは遠い。
自分のできる家事を休憩しながらやっている。

珍しく太陽が顔を出して思わず微笑む。
それも直ぐに太陽は雲間に隠れてしまう。

「3時のお茶ですよー」「今日はコーヒーですか?」
主人にコーヒーを淹れる。

こんな平凡な時間が幸せだと思う。
何も起こらない事に感謝して暮らす。

人生途中だが波乱に満ちた生活だったからこそ、
平凡に生きる難しさをしみじみ考える。

編集 sakura : yumaちゃん、居ない時は好きな物を食べているの。遅くなってごめんなさい。鍵がもう一つ無いとこまるの。
編集 さくら : yuma
編集 yuma : 旦那さん お出かけよね。鍵持ち出して。。鬼の居ぬ間に美味しい物食べて・・明日土用の丑だしうな重とっちゃおう。