七夕の夜
曇り空の比較的涼しい今朝6時起床。
昨夜、午前0時40分頃、電話が鳴るので目が覚めてしまう。

その後、誰が呼び鈴を鳴らすのか、インターフォンを見ても映らない。
気持悪くて起きずにじっと耳をすましていた。

寝室の電話の子機で電話番号を見れば前にも我が家にかけている人だが、
私には関係のない人だと分かる。

大切な用件なら留守電に用件を入れるはず、無言で切るのは常識がない。
午前2時頃までベッドで起きていたけれど自然と眠ってしまった。

私は、主人が反対しても脳梗塞で倒れた隣の奥様に気持だけのお見舞いとして、
果実の詰合せを持参すると喜んでくれた。

看護士で産休休暇を取っているお嬢さんも可愛い子供を抱きながら
喜んでくれ、20分位笑い話をして自宅に戻った。

昨夜と同様に急な突風や雷が鳴れば懐中電灯付きラジオを
枕元に置いておく。

私は何の為に生きているのか、静かな夜に時々考える。
何の取り柄もない自分が情けない。

アパート管理の事務位なら誰でもできる。
健康器具で15分も歩けば疲れて眠くなってしまった。

小窓をパタパタ叩く風の音がいっそう意気地なしの私を駄目にする。

今日は七夕の夜なのに何も作らずに七夕らしくない。
せめて短冊の一枚くらいは作ってみた。

しらじらと 明けゆく富士や 虫の声。sakura作。