梅雨入り




ぐっすり眠っていた今朝未明、ガタガタとガラスの揺れる音で目覚め、
テレビをつければ地震速報がでていた。

昨日、梅雨入りした空は暗く小雨がぽつぽつ降って
ちょっと肌寒いくらいの朝だった。

窓を開ければ冷たい風がすうすう吹いて、
知らぬ間に柿の花も地に落ちてしまい残念。

青葉ばかりが風に揺れている中、「びわ」のオレンジ色が目につく。
昼さがりから青空になればいっせいに鳥達が集まってくる。

白鷺や鴨達が餌を探して遊んでいる光景は遠くで見ても微笑ましい。
キイキイ鴎が頭上で自慢そうに飛んだり舞い降りたりしている。

散歩道は、たっぷりと水を含んだ青葉が陽光に照らされ
生き生きとした感じを受ける。

川の淵にピンク色の田螺(たにし)の卵がしがみついて
可愛さより不気味に感じながら孵化した田螺を想像した。

富士山頂の残雪から雪崩が縦に線を描いたように見え、
その下には白い雲が浮かんでいる。

日差しが弱いので山々の美しさが映えて自然が清々しい。
そんな時、ふと海の美しい沖縄を想い出した。
あの沖縄の海の風景には負けちゃう。