白い花のように

photo by sakura1205 from

一週間くらい雨の降らない日はなく、日差しの出る時間が少ない。
まるで梅雨の時期に入っているように鬱陶しい。

3日で治るはずがないぎっくり腰に苦しみながら
買物、炊事、洗濯、お掃除をしていた。

師走になって痛みも和らいで隣街に敷布を買う為に大型店に行き、
白地に赤い椿柄の敷布を選んだ。

敷布の説明書には椿油が湿気をとってくれると記載され
不思議に思いながら、購入した。

静岡では、もう椿の花が真っ赤に咲いて美しいと思う。
赤い花なら寒椿、冬牡丹、山茶花が咲きはじめている頃。

白い花なら白百合が夏ごろは緑の野辺にいっぱい咲いて、
強い香りを漂わせていた。

どんなに奇麗に咲いても花の命は短くて儚い。
人だって20才の頃の美しさは2度と戻らない。

師走になって誰もが年を重ねていく度に寂しく思う時がある。
そういう風にならない為に体力を付けて何時までも若く居たい。

気持を若くもち、明るい笑顔とお洒落を忘れずに、
白い花、赤い花のように美しく生きてゆきたい。