お墓参り
今週は被災地を真冬並みの厳しい寒さが襲い、
ガスも電機もなく、灯りさえままならない状況の中で、
厳しい寒さを凌ぐ光景を見れば気の毒でならない。

一刻も早く最低限、暖をとれる環境、対策が進む事を
祈るばかり。

今日も我が県から県消防援助隊186人が被災地に向かい、
福島県いわき市を中心に活動する予定。

今日は、19度と気温が高くても風が強い。
物凄く花粉が飛んでガラスは黄ばんで汚れ、
池の水も花粉で細かい粉が広がっている。

午後からお彼岸の入りの為、主人に依頼して
お墓参りに行って来た。

お墓には人気もなかったが既に奇麗にお花を飾ってある家も有り、
枯れたままの家、造花で飾った家も有った。

お墓を奇麗に磨き、香花とストック、菊等を飾り、
お線香は風で火が付かなかった。

「天国で幸福に暮らしていますか?」
お爺ちゃん達を供養した後、立派だったお爺ちゃんに
主人と次女の事をお願いした。

帰りに彼とあの恐ろしい海に立ち寄れば、
何事も無かったように濃ブルーの美しい海が広がっていた。

この静かな海が、東北を襲い恐ろしい津波となり、
大勢の人の命をのみ込んで知らん顔して波音をたてゝいる。

流石に海は人影もまばらで数人の人が海岸を散歩していた程度。
彼の説明を短めにして貰い、海から離れたくて急いで帰宅した。

東北関東大震災が起きてから、海は美しさの裏側に
恐ろしさをもっている事をみせつけられた。

大津波で逃げながら亡くなった人の気持を考えれば、
ここに生きている私は一緒懸命に頑張り
感謝して暮らしたい。