枯れ葉
今朝、午前8時、一台のトラックが止まった。
隣のマンション修理工事が終わり、
一階に入居者が引っ越して来た。

これで二階の修理工事も終わりに近いか、
工事が済んでいるかも知れない。

稲を刈り取った後を農家の方が耕運機で棚田を耕している為か、
土の匂いが漂い、長閑な光景を見た。

「こんにちは!」その方と顔が合い、会釈をし、
川沿いを歩いて来た。

富士山に傘雲がかかって小春日和も段々、曇り空に変わる。
近所のお宅で枯れ葉を集めて焼き芋を焼いていた光景を見て、
何か昔の出来事のような気がする。

子供の頃、下町では焼き芋を焼く姿は無かったと思う。
それでも父の故郷で見たような記憶が甦る。

派手な地方都市で右がスナック街、左が芸者街だよ!
父が呟いた事をはっきり覚えている。

月日の流れは早く、霜月も下旬に入って木の葉が枯れ葉に変わろうと
する時節。

町会の人達とのお付き合いが忙しく、
フウテンの主人でも、居たらと思う。

今頃、イタリア辺りで楽しく遊んでいると想像し、
今の私は、三十路の娘さんに気遣いして疲れてしまう。

明日は、きっと楽しい事が有ると信じて頑張ろう。