白いカラス 
今日は、二十四節気ののひとつ立冬。
初めて冬の気配が現れ、「歴便覧」では、
「冬の気立ち始めて、いよいよ冷ゆれば也」と説明している。

昨年の冬至から319日目で昼夜の長短を基準に区分する場合、
この日から立春迄が冬になる。

今秋も気温の高い日が続き、暖房も使用しない。
長閑な畦道を歩いて来れば、鳩、白鷺、雀、カラス達が舞い降りて
何かを探していた。

白い鳥は好感をもたれ、
黒いカラスは誰にも嫌われて可愛そうでならない。

カラスは、日の暮れになると海辺の山に帰って多分、
親兄弟の所に行くのかも知れない。

♪カラス何故鳴くの カラスは山に可愛い七つの 子があるからよ、
可愛 可愛とカラスは鳴くの 可愛 可愛と鳴くんだよ、
山の古巣へ行って見てごらん 丸い眼をした いい子だよ。

実際は,童謡のようにのんびりしたカラスはいない。
ゴミ置き場に行けば必ず餌を欲しがっているカラスを見かける。

誰も餌を与える事はなく、声を嗄らして鳴き声もか弱い。
人間に邪魔者扱いされているカラスが好きな訳じゃないけれど、
鳥も外見で選んではいけないと思う。

もし白いカラスがいたならば、人の見る眼も変わるかしら。
カラスは人の食物を狙ったり悪戯をすると聞いている。

私は、カラスを白い鳥にさせてあげたい。