さようならミニトマト 
一昨日から土砂降りの雨が降り続け、風もひゅうーひゅー吹いていた。
前線の影響かと思いながら、雨音を聞いて眠った。

今朝は、小鳥達のさえずりや汽笛の音も聞こえる曇り空の
少し暖かな朝を迎えた。

30日の夜に台風14号が上陸するかも知れない.
私は、庭の植木鉢やバケツ等を片づけ、自転車二台を隅に固定する。

肌寒くなっても、庭のミニトマトに黄色い花が咲き、
青いミニトマトが10個位は枝にしがみついて赤くなろうとしている。
待てども待てども、もう赤く実る事はない。

赤く熟せないと判っていても、どんどん青い実をつけ
私を喜ばせてくれるミニトマトが愛おしい。

今日は、風邪をひいていた親友が北海道から帰って来たので
彼女の自宅に行くと、風邪は悪化して声も枯れて会話にならない。

彼女いわく、主人が行きたいと言うから無理しても行ったとのこと。
自分が行きたくない場所でも
伴侶が行きたいと言えば付いて行く女心は判る。

一途な夫婦っていいなぁと風の冷たい晩秋の海辺を通って来れば、
やゝ波が高く、誰も居ない海に鴎がすいすい空を飛んでいた。

台風も近づいているので早足で家路に向かう時も、
一羽のはぐれ鴎が私を追ってくる。
その鴎もあっという間に姿を消してしまい冷たい空気が漂う。