秋を思わせる風
チリの鉱山で落盤事故が発生してから21日も経過した。
地下700メートルの避難所に閉じ込められている作業員33人。

気温35度の中、生存が確認されただけでも良かった。
チリは大地震が何時来てもおかしくない国。

鉱山内には、33人の内5人はうつ病になり、
仲間と離れて過ごし、家族へのメッセージも送ろうとしない。

誰だってこんな鉱山内で過ごしていればストレスが溜まり、
焦ると思う。3~4カ月後に救出とは長すぎる月日。

これが日本人なら、もっと身近に感じてイライラして
「早く助けてあげて!」と人々は騒ぐと思う。

こういう事故は前にも有ったかも知れない。
これから2度と同じ事故が起きないようにするには
どうすれば良いのか、私には判らない。

今朝7時から午前9時まで防災訓練が終わり、ほっとする。
何時まで経っても真夏日の暑さは収まりそうもない。

陽炎が燃えて池の水さえぬるくなり、
庭の樹木の葉も色あせてしまった。

それでも、朝吹く風にちょっぴり秋を思わせる涼しい風が吹きはじめ、
ガラス窓を叩く風はやっぱり秋の風だと身体が感じる。