百合の花 
昨夜は風にのって船の汽笛がぼーっと聞こえていた。
晴れると思っていた予想もはずれ曇り空の今朝6時半起床。

水槽クリーナーの音が川のせせらぎのように聞こえて
気持ちが和むような気がする。

午前中、親友のお宅に行った時レンゲ畑はすっかり無くなり
草花も初夏へと様変わりしていた。

親友のご主人様は、「××に行ってくるね。」3回も
同じ事を言っていたので「うるさくて嫌になっちゃう。」と、
言いながらも仲の良いご夫婦で羨ましかった。

お花がいっぱいの彼女のお宅の庭には知らない花々であふれている。
ツツジも枯れてもう百合の花が咲く頃なのかと草花に季節を教えられ、

海沿いを通って我が家に帰って来た。
何も聞いていないので夕食の準備を始めれば、「今夜は食事会で夕食不要。」
主人は精いっぱいのお洒落をして高校のPTAOBの食事会に出かけて行った。

子供が高校を卒業して15年も経つのに
未だにPTAを辞めない彼をみて長いお付き合いの人が居る事が判る。

彼が車で去った後の表通りで富士山も見えない空をじっと見ていた。