九十九夜の泣き霜 
八十八夜から更に11日後の5月13日頃は時期はずれの霜がおりる
事があり、農作物を枯らしてしまうので気をぬかないようにと、

「九十九夜の泣き霜」は、戒めの言葉らしい。
五月中旬になっても霜が降りる所もあるかも知れない。

今朝から晴れても冷たい空気をもった高気圧が張り出し、
海風がカタコト雨戸を叩き、なんとなく寂しい。

前のお宅の松の木が大きく伸びて、もう少しで我が家の玄関に届きそう。
良く見れば、松ぼっくりがいっぱい木にしがみついていた。

松ぼっくりって焦げ茶色で硬くて子供の頃、
♪松ぼっくりが有ったとさ、ころころコロコロ転がって。。。
なんて歌った想い出がある。

新茶の摘み取り真っ最中のこの時期、
もう霜は降らないでと曇り空にお願いする。

私が1時間も並んで買った一袋百円の新茶を「美味しい!」
喜んで飲んでいる。

桜とともに真っ赤に染まった血潮紅葉も、
冷んやりした風にがさがさ揺れて枯れはじめてきた。


photo by sakura1205 from