坂道
久しぶりに太陽の輝く明るい朝を迎えた。
乾燥機が有っても使わない為、

やっと洗濯物が乾くと喜ぶと同時に
陽光の日差しが眩しいベランダに出てお布団を干して
深呼吸をする。

近くのスーパーに一日分の買物に外出し、
店内で「お正月はどんなお料理を作るのですか?」と
思い切って聞いてみた。

「貴女は、大和××とねえ。」その意味は判ったけれど、
その後の単語が良く判らない。

お雑煮一つにしても、そのお宅によって違うと言う。
教えて頂いても、単語を忘れてしまった。

周りの奥様達は地味な格好をしているように見えたが、
私はピンク色の派手なカーディガンを着ているので
悪い印象を与えてしまったかも知れない。

でも、その奥様は笑顔で親切に長い話をしてくれたので
洋服等、何を着て居ても関係ない事を感じた。

何処へ行っても上り坂、下り坂があり、まるで人間社会を
物語っているみたいな思いがしてならない。

上り坂ばかりでは疲れてしまう。
下り坂ばかりでもつまらない。

汗をかいて坂道を登った後は、下り坂を小走りに歩き、
師走の心地よい風に当たって帰って来た。

編集 yattyan : sakuraさん!おはようです。(^^)其方は長崎のように坂の町ですね。上り坂、下り坂、此の世には三つの坂があるそうです。「まさか(魔坂)」(^^)