気ばかり焦る年末
街を歩く女性達は、お正月の買物をする為に賑わっていた。
暖かい街も、今朝から肌寒い雨が降っていた。

今年の年末は、来客も無いので二人分の食事を用意すればと、
主人は、何でも良いと言っている。

お正月くらい少しはお正月らしいお料理を用意し、
季節の節目は大切にしたい。

そして新しい気持で新年を迎えたい。
年の暮れくらいは住まいに落ち着いてゆっくりして貰いたい。

主人は、毎日あそこに行こうと外出する事ばかり話して
のんびりと家庭内に居る事は滅多にない。

彼は、夕食時に帰って来れば疲れて一眠りして再び起きる事が多い。
外は、しとしと静かな雨が降り続けている。

後一日で今年も終わろうとしている。
来年は、町会の役員になる事が決定しているので
例年よりも忙しい年になると思う。