十三夜 
暦を見れば今日は十三夜と記載されている。
樋口一葉の十三夜を毎年ふと思い出す。

しかし、文体は、明治時代の書き方でとても難しい。

明治時代の社会で結婚制度と生活をめぐる問題意識が見られ、
制度とは無関係の自然な恋愛感情の描写も書かれてある。

主人公が嫁いだ上流生活と、育った実家の暮らしぶりも、
対比的な構成になっている。
言葉使いが現在と違い、判らない点が割りと多い。

只、一葉は、24才の若さで亡くなる迄、子供時代は裕福に育っても、
父や長兄が相次いで亡くなり、一葉の肩に母と妹の生活がかかって
大変な苦労をした点に共感を覚えた。

昔は医学も遅れていた為、結核で亡くなってしまい、
それまでの短い間に優れた小説を書いた一葉の優秀さが羨ましい。

「頭痛肩こり樋口一葉」と誰かの本にあるように
重度の近視で大変な肩こり症だったらしい。
貧困生活に耐えて、短期間で名作を何作も産みだしたのは、
若さ、優れた才能、気力の強い人だったのだろうか。

今日も暖かな日中に思い切って歯科に行ったものの、
臆病者の私は、「虫歯は痛くないです。」と言い、レントゲンを
撮っただけで帰って来た。

中秋の名月の一ヶ月後は、再び満月になるが、その2日前の月を
十三夜という。
一葉の十三夜を暇な時に読んで
文章の内容を全部、理解できるようにならなければ。