秋彩 
昨夜も、夜更かしをして深夜1時に眠り、
朝寝坊し時計を見れば7時を過ぎていた。

慌てゝ台所に起きても誰ひとり起きている人は居なくて
ほっとする。

この頃は、涼しくなり寝心地が良く幾らでも眠れる。
朝食後、回覧板を次のお宅に回して来る頃からずっと曇っている。

朝市に行けば採れたてのお野菜も安く置いてあり、
菊花が色とりどりに一束百円で置いて有るので何と無く嬉しい。

菊花、栗、松茸(滅多に買わない)等を見れば秋がきた事を
いっそう強く感じる。

急な来客が多くなり、
その半分以上の方が主人の職場を退職し、相談に来ている。

お話しの内容は、私には知らされないのでその間、お茶を入れた後、
席をはずしたり庭の草取り等をしていた。

会話時間が長引きそうなため、珍しく歩いて買物に外出した。
店頭には、秋彩(いろどり)のお野菜、果実、御魚等が並んでいる。