薄紫の藤の花
春の夜風は寂しくて、暗い海辺を通れば波が浮かんでは沈み、
カモメ達の姿も見えなかった。

眩しい日差しが降り注ぐ今朝、5時起床。
今日は、家事を済ませた後、友達と藤の花祭りに行って来た。

大型連休で人出も多く、桜祭りのように賑わっていた。
上を見れば藤の花が甘い香りを漂わせ、目の前まで垂れ下がり、

薄紫の藤棚を歩けば、満開の桜を思い出す。
あの時、あの人達と同じ賑やかな笑顔がいっぱい溢れていた。

「桜は、最高に良かったけれど藤もいいわね!」そんな会話を
しながら2時間くらい歩いてバス、電車に乗り我家に6時半に帰宅した。

冬太りした身体は、足取りも重く体重を落とさなければと思いつゝ、
二人で行く先々で食べてばかりで痩せそうもない。

最近は、洋酒が好きになり少し飲むようになったが、
甘いケーキ等は食べたいとは思わない。

この5時間、主人が何処に居たか、知っていても何も言わずに
何時も通りに振舞っている。

今日で4月も終わってしまう。四季で大好きな春を有意義に
楽しく過ごしたい。