冬の華
昨夜は、満月の夜空を見ながら歩いて買物から自宅に帰った。
海辺を歩けば、ざーざーと波が高く寒々と身体の芯まで冷えて、

カモメだけがきーきーと元気な声で鳴いていた。
深夜、眠る前に「明日は研修だ!」急に主人が口を開いた。

一週間分、溜まった可燃ゴミを出す為に我家とゴミ置き場を
二回往復し、玄関先で思わずくしゃみを連発してしまい苦笑いする。

色々な草花が植えてある隣のお宅の白い椿は、殆ど散ってしまい、
葉の中から顔を出している山茶花を見て、山茶花は冬の華だと思った。

川沿いの菜の花は、春を呼んでいる感じがする。しかし
春は、まだ遠いと思う程、今朝の冷え込みが強い。

朝寝坊し、6時半起床。太陽の眩しい晴れの朝となる。
今日は研修に行くと言っていた主人は、「明日、明後日も研修だ!」

「夜は、明日、明後日共、食事会だ!」との事。三日間も日中家を留守にする
なら、食事の件もあるのでもう少し早く言って貰いたかった。

いってらっしゃい! 笑顔で玄関先まで見送った。
真っ白に雪化粧した富士山が、眩しく光り輝いている。