成人の日 そして思い出
今日は成人の日。何時もよりは早めに5時半起床。

今朝も冷え込みの強い朝になった。朝食の支度をしながら
早めにプラ包装容器を出して来る。

成人式に振袖を着て会場へ向かう女性を見る度、
成人式に出席した経験のない私は、どういう式をするのかと、

想像をして、時折り20才の頃の無我夢中で生きていたあの日、
あの時がはっきりと脳裏に浮かぶ。

仲の良い同級生が迎えに来ても、「風邪熱で起きられないの!」と、
母に伝え、お布団にもぐって泣いていた。

風邪等は、ひいていなかったが、着る着物、洋服が無かったので
欠席をした。極貧生活が続き、自分を誰にも見られたくはなかった。

あの日は、日曜日で会社が休みだったが、バイトが有ったので
午後から、バイト先に出勤すると「あら、成人式に行かないの?」

バイト先の先輩に聞かれたが、笑って誤魔化した。
今、考えてみれば、洋服や着物等なくても古着を着ても出席すれば良かった。

堂々として公会堂に行けば良かったと悔やんだ事もあった。
勿論、今では、そんな事くらいで悔やんだりはしない。

自分の立場を考え、自分の仕事をし、自分の目的を持ち、歩いて行こう。
例え、目的が達成されなくても自分を失わず楽しく暮したい。